印刷すると横線・スジが入る原因|プリンターの直し方を初心者向けに解説
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印刷すると横線・スジが入る原因|プリンターの直し方を初心者向けに解説
プリンターで写真や文書を印刷したとき、
「横線が何本も入る」
「白いスジが出る」
「一定間隔で線が入る」
「写真がしま模様のようになる」
といった症状が出ることがあります。
突然このような状態になるとプリンターの故障を疑ってしまいますが、インクジェットプリンターの場合、プリントヘッドのノズル詰まりや印刷設定、用紙などが原因になっていることがあります。
この記事では、プリンターの印刷物に横線・スジが入るときに確認したいポイントを、初心者の方にも分かりやすく順番に解説します。
印刷物に入る「横線・スジ」とは?
印刷トラブルといっても症状はさまざまです。
たとえば、
- 写真全体に細い横線が入る
- 印刷されない白い線がある
- 特定の色だけ途切れている
- 一定間隔で色ムラが発生する
- 文字や画像がかすれる
- 印刷位置がずれてスジのように見える
などがあります。
特に、白い横スジや色の欠けがある場合は、ノズルからインクが正常に出ているかを確認することが重要です。
キヤノンも、印刷のかすれ・色違い・スジがある場合にはノズルチェックパターンを印刷してノズルの状態を確認するよう案内しています。

横線・スジが入る主な原因
原因は1つとは限りません。
代表的には、次のような原因が考えられます。
1.プリントヘッドのノズルが詰まっている
最初に確認したいポイントです。
インクジェットプリンターは、プリントヘッドにある非常に小さなノズルからインクを吐き出して印刷します。
このノズルの一部からインクが正常に出なくなると、
「印刷される部分」と「印刷されない部分」
ができ、横線や白いスジとして見えることがあります。
エプソンも、プリントヘッドの目詰まりによって白い横スジが見える場合があり、ノズルチェックで確認するよう案内しています。
2.インクが正常に供給されていない
インク残量だけでなく、
- インクカートリッジが正しく装着されているか
- 交換したインクに問題がないか
- 必要な保護材などが残っていないか
なども確認しましょう。
特に、**「インクを交換した直後から横線が出るようになった」**という場合は、交換したインク周辺から確認してみてください。
3.プリントヘッドの位置がずれている
ノズル詰まりだけでなく、プリントヘッドの位置調整が必要な場合もあります。
印刷結果が、
「線が二重に見える」
「文字がぼやける」
「罫線がずれる」
といった症状の場合は、ノズル詰まりとは原因が異なる可能性があります。
エプソンも、印刷のぶれやぼやけに対して、ノズルチェック・ヘッドクリーニングに加えて、機種に応じたギャップ調整やプリントヘッドの位置調整を案内しています。
4.用紙や印刷設定が合っていない
プリンター本体に異常がなくても、
- 用紙種類の設定
- 印刷品質
- 用紙の向き
- 用紙の反り
- 用紙と設定の不一致
などによって印刷品質が低下することがあります。
用紙に反りがある場合は、正常に給紙・印刷できないこともあるため確認しましょう。エプソンも印刷結果のスジや汚れに関連して、用紙の反りを確認するよう案内しています。
まず「ノズルチェック」をしてみよう
横線・白いスジが出たときに、いきなり何度もヘッドクリーニングするのではなく、まずノズルチェックを行うことをおすすめします。
ノズルチェックとは、
各色のインクがプリントヘッドから正常に出ているかを確認するためのテスト印刷
です。
正常であれば、パターンがきれいにつながって印刷されます。
一方、
- 線が途中で切れている
- 白い部分がある
- 特定の色だけ欠けている
- ほとんど印刷されない色がある
場合は、その色のノズルからインクが正常に出ていない可能性があります。

ノズルに欠けがあればヘッドクリーニング
ノズルチェックで欠けが確認できた場合は、プリンターのヘッドクリーニングを試します。
ヘッドクリーニングは、プリントヘッドからインクを流して、正常な吐出状態への回復を図るメンテナンス機能です。
一般的にはプリンター本体の、
設定 → メンテナンス → ヘッドクリーニング
などから実行できます。
ただし、名称や操作方法はメーカー・機種によって異なります。
クリーニング後は、もう一度ノズルチェックを印刷してください。
ノズルチェック
↓
欠けがある
↓
ヘッドクリーニング
↓
再度ノズルチェック
という順番です。
ブラザーも、横筋や空白が入る場合にはプリントヘッドクリーニングを案内しています。キヤノンもノズルチェックに欠けや白い横スジがある場合にクリーニングを案内しています。

ヘッドクリーニングを何度も繰り返さない
ここは注意したいポイントです。
「直らないから」といって、ヘッドクリーニングを連続して何度も実行するのはおすすめできません。
ヘッドクリーニングではインクを消費します。
キヤノンも、クリーニングはインクを消耗するため必要な場合のみ行うよう案内しています。機種によっては通常クリーニングで改善しない場合に強力クリーニングなどの次の手順がありますが、これも機種ごとの取扱説明書・メーカー公式サポートに従ってください。

インクの状態も確認する
ノズルチェックとあわせて、インクも確認します。
インク残量
まずインクが十分残っているか確認します。
プリンター画面やパソコンのプリンターユーティリティーなどから確認できる機種があります。
インクカートリッジの装着
カートリッジ式の場合は、インクが正しい位置にしっかり装着されているか確認します。
交換直後に症状が発生した場合は特に確認してください。
特定の色だけ異常がないか
カラー印刷では、
BK(ブラック)
C(シアン)
M(マゼンタ)
Y(イエロー)
など複数のインクを使用します。
そのうち1色だけ正常に出ていなくても、写真全体の色がおかしくなったり、スジのように見えたりすることがあります。

横線ではなく「文字や線がずれる」場合
ノズルチェックが正常なのに、
- 文字が二重になる
- 縦線がずれる
- 写真がぼやける
- 罫線がガタガタする
という場合は、プリントヘッドの位置調整が必要な可能性があります。
機種によって、
「プリントヘッド位置調整」
「ギャップ調整」
「印刷位置調整」
など名称が異なります。
この場合も、プリンター本体のメンテナンスメニューやメーカー公式マニュアルを確認してください。

改善しない場合はメーカーの推奨手順を確認
ここまで確認しても横線・スジが改善しない場合は、自己判断でプリントヘッドを分解したり、直接触ったりするのではなく、使用しているプリンターのメーカー公式サポートを確認しましょう。
特に、
- ノズルチェックに何度も欠けが出る
- 特定の色がまったく出ない
- クリーニング後も改善しない
- 異音がする
- エラーが表示される
- インク漏れがある
といった場合は、機種ごとの推奨手順を確認してください。
ブラザーは、プリントヘッドに直接触れると回復不能な損傷につながる可能性があるとして注意を促しています。
横線・スジが入るときの確認手順まとめ
印刷物に横線や白いスジが入ったら、次の順番で確認してみましょう。
① 印刷結果の症状を確認
↓
② インク残量・装着状態を確認
↓
③ ノズルチェックを印刷
↓
④ パターンに欠けがないか確認
↓
⑤ 必要に応じてヘッドクリーニング
↓
⑥ 再度ノズルチェック
↓
⑦ 用紙・印刷設定・ヘッド位置などを確認
↓
⑧ 改善しなければメーカー推奨手順を確認

まとめ
プリンターの印刷物に横線・白いスジが入っても、すぐに故障と決めつける必要はありません。
インクジェットプリンターでは、ノズルの目詰まり、インクの状態、プリントヘッドの位置、用紙や印刷設定などさまざまな原因が考えられます。
まずはインクの状態を確認し、ノズルチェックを行ってみましょう。
ノズルチェックに欠けがある場合は、メーカーが案内する方法に従ってヘッドクリーニングを行い、再度ノズルチェックで改善したか確認します。
大切なのは、症状を確認せずにクリーニングを何度も繰り返さないことです。
一つずつ原因を確認していくことで、問題を切り分けやすくなります。
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