ヘッドクリーニングは何回まで?やりすぎる前に確認したいポイントと対処法
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ヘッドクリーニングは何回まで?やりすぎる前に確認したいポイント
プリンターの印刷がかすれたり、一部の色が出なくなったりしたときに使用する「ヘッドクリーニング」。
プリンターのメンテナンス機能として便利ですが、
「何回やればいいの?」
「10回くらいやれば直る?」
「何度やっても改善しないけど、続けても大丈夫?」
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、ヘッドクリーニングを何回まで行うかは、メーカーやプリンターの機種によって異なります。
改善しないからといって、むやみに何度も繰り返すことはおすすめできません。
この記事では、ヘッドクリーニングの適切な考え方、やりすぎる前に確認したいポイント、改善しない場合の対処方法を初心者の方にも分かりやすく解説します。

そもそもヘッドクリーニングとは?
インクジェットプリンターのプリントヘッドには、インクを紙へ噴射する非常に小さな「ノズル」があります。
プリンターを長期間使用しなかった場合などに、ノズルからインクが正常に出なくなり、
- 印刷がかすれる
- 線が欠ける
- 白いすじが入る
- 黒だけ出ない
- 特定の色が出ない
といった症状が発生することがあります。
ヘッドクリーニングは、こうした場合にプリントヘッドの状態を改善するために使用するプリンターのメンテナンス機能です。
ただし、ヘッドクリーニングではインクを消費します。
キヤノンも、クリーニングはインクを消耗するため「必要な場合のみ」行うよう案内しています。

ヘッドクリーニングは何回まで?
ここが最も重要なポイントです。
「すべてのプリンターは○回まで」という共通の回数はありません。
メーカーや機種によって手順が異なるからです。
例えば、キヤノンの一部機種では、
通常クリーニング
↓
ノズルチェック
↓
改善しなければもう一度クリーニング
↓
2回行っても改善しなければ強力クリーニング
という流れが案内されています。
一方、エプソンでは機種ごとに「クリーニング+ノズルチェック」の推奨回数が設定されており、現在の公式FAQでは2回、3回、4回、5回など機種によって異なることが確認できます。
したがって、
「3回までなら絶対大丈夫」
「5回やれば直る」
などと一律に判断するのではなく、使用しているプリンターの取扱説明書・メーカー公式サポートを確認することが基本です。

クリーニングとノズルチェックはセットで考える
ヘッドクリーニングを、
クリーニング → クリーニング → クリーニング → クリーニング
と連続して行うのではなく、途中でノズルチェックを行いましょう。
基本的には、
① ノズルチェック
↓
② 欠け・かすれを確認
↓
③ ヘッドクリーニング
↓
④ 再度ノズルチェック
↓
⑤ 改善したか確認
という流れです。
エプソンでも、ヘッドクリーニングとノズルチェックパターン印刷を交互に行う手順が案内されています。
前回より改善しているのか、まったく変化していないのかを見ることが重要です。

ヘッドクリーニングをやりすぎるとどうなる?
最も分かりやすいデメリットはインクの消費です。
ヘッドクリーニングではインクを使用してプリントヘッドのメンテナンスを行います。
そのため、必要以上に何度も実行するとインクの消費が増えます。
キヤノンはクリーニングを頻繁に行うとインクが早く消費されるため、必要な場合のみ実行するよう案内しています。エプソンの取扱説明書でも、ヘッドクリーニングはインクを消費するため必要以上に行わないよう注意されています。
また、機種によってはクリーニングで使用したインクがメンテナンス機構側へ送られるため、単に「インクが減るだけ」と考えず、メーカーの手順どおりに行うことが大切です。

改善しないときは「少し待つ」という方法もある
何度かクリーニングしても改善しないと、
「もっとクリーニングしなければ」
と思ってしまいがちです。
しかし、メーカーによっては一定時間プリンターを休ませる手順が案内されています。
例えばエプソンの一部機種では、ノズルチェックとヘッドクリーニングを所定回数繰り返しても改善しない場合、印刷しない状態で12時間以上放置してから再確認する手順があります。
キヤノンの一部機種でも、強力クリーニング後に改善しない場合、24時間以上経過してから次の強力クリーニングを行う手順があります。
つまり、
「直らない=すぐに何度もクリーニング」
とは限りません。
待機時間についてもメーカー・機種によって異なるため、取扱説明書を確認してください。

強力クリーニングとは?
プリンターによっては、通常のクリーニングとは別に、
「強力クリーニング」
などの機能が搭載されています。
通常クリーニングで改善しない場合に使用する、より強力なメンテナンス機能です。
例えばキヤノンG3360では、通常クリーニングを2回繰り返しても改善しない場合に強力クリーニングを行うよう案内されています。
ただし、強力クリーニングについても、必要以上に実行しないことが大切です。
使用しているプリンターにこの機能があるか、どの段階で使用するかについては、メーカーの説明書を確認してください。
クリーニング前に確認したい5つのポイント
何度もクリーニングする前に、次の項目も確認しておきましょう。
- インク残量:インクが極端に少なくなっていないか
- インクの装着状態:カートリッジが正しくセットされているか
- 保護テープ:新品インクの保護部材が残っていないか
- インク認識:プリンターがインクを正常に認識しているか
- ノズルチェック:どの色・どの部分に異常があるのか
エプソンの一部機種では、インク残量が少ないとヘッドクリーニングができない場合があることも案内されています。
何度やっても同じ場所が欠ける場合
ヘッドクリーニング後にノズルチェックを行って、
毎回ほぼ同じ場所が欠ける
特定の色がまったく出ない
何度行ってもほとんど変化がない
という場合は注意が必要です。
単純な軽い目詰まり以外の原因も考えられます。
例えば、
- 強いノズル詰まり
- インク供給の問題
- プリントヘッド側の不具合
- その他プリンター本体の問題
などです。
この状態で通常クリーニングだけを延々と繰り返すのではなく、メーカーが案内している次のメンテナンス手順へ進みましょう。
洗浄インクという選択肢
通常のヘッドクリーニングで改善しない場合、メンテナンス方法のひとつとして洗浄インク・洗浄カートリッジがあります。
ただし、ここは誤解しないように注意が必要です。
洗浄インクを使えば必ず直るわけではありません。
プリントヘッド自体の故障や電気的な不具合など、目詰まり以外が原因の場合は改善しない可能性があります。
使用する場合は、
① 対応プリンターを確認
↓
② 使用方法を確認
↓
③ 説明書どおりに使用
↓
④ 使用後にノズルチェック
という流れで確認しましょう。
それでも改善しない場合は修理も検討
メーカー推奨のクリーニングやメンテナンスを行っても改善しない場合は、プリンター本体の点検・修理を検討する段階です。
エプソンでも、指定されたクリーニング・待機等を行って改善しない場合は、販売店または修理窓口への相談を案内しています。
プリンターの使用年数や修理費用によっては、新しいプリンターへの買い替えと比較して判断するのもよいでしょう。

よくある質問
Q. ヘッドクリーニングは3回までですか?
一律に3回までとは言えません。
メーカーや機種によって推奨される回数・手順が異なります。例えばエプソンでは、機種によってクリーニング+ノズルチェックの回数が2~5回に分かれています。
Q. 10回やれば目詰まりは直りますか?
回数を増やせば必ず改善するものではありません。
必要以上のクリーニングはインクを消費するため、メーカーが指定する手順を超えてむやみに繰り返すことはおすすめできません。
Q. クリーニング後はすぐにもう一度クリーニングしていいですか?
まずノズルチェックを行い、改善状態を確認しましょう。
改善しない場合の次のクリーニングや待機時間については、機種ごとの取扱説明書に従ってください。
Q. 強力クリーニングを最初から使ってもいいですか?
メーカーの案内に従うことをおすすめします。
例えばキヤノンの一部機種では、通常クリーニングを2回行っても改善しない場合に強力クリーニングへ進む手順となっています。
まとめ|回数より「ノズルチェックで確認」が重要
ヘッドクリーニングで大切なのは、単純に「何回やったか」ではありません。
ノズルチェック
↓
異常を確認
↓
ヘッドクリーニング
↓
再度ノズルチェック
↓
改善したか確認
という流れで状態を見ることが重要です。
そして、改善しないからといって何度も連続してクリーニングするのではなく、メーカーが指定している回数・待機時間・強力クリーニングなどの次の手順を確認しましょう。
必要以上のヘッドクリーニングを避けることで、無駄なインク消費も抑えられます。
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