プリンターで文字が二重になる・ぼやける原因|印刷のズレを直す方法
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プリンターで文字が二重になる・ぼやける原因|印刷のズレを直す方法
プリンターで文書や写真を印刷したとき、
「文字が二重に見える」
「文字の輪郭がぼやける」
「表の罫線がずれている」
「写真やイラストが左右にぶれて見える」
といった症状が出ることがあります。
インクは残っているのに印刷結果だけがおかしいと、「インクが原因?」「プリンターが故障した?」と迷ってしまいますよね。
しかし、文字が二重になる・印刷がぼやける症状は、インク切れだけではなく、プリントヘッドの位置ずれ、ノズルの状態、用紙や印刷設定などが関係している場合があります。
この記事では、プリンターの文字が二重になる・ぼやける・罫線がずれるときに確認したいポイントを、初心者の方にも分かりやすく順番に解説します。
まず印刷結果の症状を確認しよう
「印刷がおかしい」といっても、症状によって確認する場所が違います。
まず、印刷した用紙をよく見てみましょう。
文字が二重に見える
本来1本で印刷される文字の輪郭が、少し横にずれて重なって見える状態です。
特に、
- 黒い文字
- 細い線
- 表の罫線
- 図形の輪郭
などを見ると分かりやすいことがあります。
文字や写真がぼやける
輪郭がはっきりせず、左右にぶれたように見える場合があります。
罫線がずれる・ギザギザになる
Excelなどの表を印刷したとき、まっすぐなはずの線が途中でずれたり、ギザギザになったりする症状です。
キヤノン公式でも、「罫線がずれる」「文字が二重になる」場合にプリントヘッド位置調整を案内しています。

原因① プリントヘッドの位置がずれている
文字が二重になる、罫線がずれる場合に確認したいのがプリントヘッドの位置です。
インクジェットプリンターは、プリントヘッドを動かしながら非常に細かなインクを用紙へ吹き付けています。
この印刷位置にずれが生じると、本来同じ位置に印刷されるはずの線や文字が少しずれて、
文字が二重に見える
罫線がずれる
輪郭がぼやける
といった症状につながる場合があります。
この場合に使用するのが、
「プリントヘッド位置調整」
です。
メーカーや機種によって、
- プリントヘッド位置調整
- ヘッド位置調整
- ギャップ調整
- 印刷位置調整
など名称が異なる場合があります。
キヤノンでは、罫線のずれや文字の二重印刷についてプリントヘッド位置調整を案内しています。エプソンでも、文字や写真のぶれ・ぼやけについて、ギャップ調整またはプリントヘッド位置調整を案内しています。

原因② ノズルが正常にインクを出していない
文字がぼやけているように見えても、必ずしもヘッド位置だけが原因とは限りません。
プリントヘッドのノズルからインクが正常に出ていないと、
- 文字の一部が欠ける
- 線が途切れる
- 印刷がかすれる
- 色によって輪郭がおかしく見える
といった症状が発生することがあります。
そこで、ヘッド位置調整だけで判断せず、ノズルチェックも確認します。
エプソンでは、印刷した文字や写真が左右にぶれる・ぼやける場合の確認手順として、まずノズルチェックとヘッドクリーニングを案内しています。
ノズルチェックで「欠け」がないか確認
ノズルチェックを印刷して、
パターンがきれいにつながっているか
確認します。
正常なら、次にヘッド位置調整などを確認します。
一方、
線が途中で欠けている
特定の色が出ていない
場合は、ノズル側の問題を先に確認した方がよいでしょう。

原因③ インク残量が少ない
インク残量も確認しておきましょう。
特にプリントヘッド位置調整では、調整用のパターンを印刷する機種があります。
インク残量が少ないと、この調整パターンを正常に印刷できない場合があります。
実際にキヤノンの複数機種では、インク残量が少ないとプリントヘッド位置調整シートが正しく印刷されないとして、残量が少ない場合にはインク交換を案内しています。
そのため、
インク残量確認
↓
ノズルチェック
↓
ヘッド位置調整
という順番で確認すると分かりやすいでしょう。
原因④ 用紙が適切にセットされていない
プリントヘッド以外に、用紙の状態も確認します。
たとえば、
- 用紙が斜めにセットされている
- 用紙ガイドが合っていない
- 用紙が反っている
- 用紙が湿っている
- 適切でない用紙を使用している
などです。
用紙が正常に送られなければ、印刷位置がおかしく見える場合があります。
特に、印刷全体が上下方向にずれる、用紙が斜めに入るといった症状では、ヘッド位置とは別に紙送り側を確認する必要があります。
キヤノンでは、罫線・文字が二重になる場合はヘッド位置調整、印刷結果が上下にずれる場合は給紙ローラークリーニングと、症状によって対処を分けています。

原因⑤ 印刷設定を確認する
プリンター本体だけでなく、パソコンやスマートフォン側の印刷設定も確認します。
特に、
- 用紙種類
- 印刷品質
- 用紙サイズ
- 両面印刷
- 高速印刷などの設定
を確認してください。
使用している用紙と設定されている用紙種類が異なる場合など、適切な印刷結果にならないことがあります。
設定項目はメーカー・機種・OSによって異なるため、詳細は使用しているプリンターの取扱説明書やメーカー公式サポートを確認してください。
プリントヘッド位置調整を試す
ノズルチェックに問題がなく、文字が二重になる・罫線がずれる場合は、プリントヘッド位置調整を試します。
一般的にはプリンターの、
設定
↓
メンテナンス
↓
プリントヘッド位置調整
などから実行します。
ただし、機種によって操作方法は大きく異なります。
たとえば、
自動で調整する機種
もあれば、
調整パターンを印刷して、最もきれいなパターンを選択する機種
もあります。
キヤノンの機種では、A4またはレターサイズの普通紙を使用して自動調整するものや、印刷された調整パターンから適切なものを選ぶ手動調整に対応したものがあります。
したがって、インターネット上の別機種の操作方法をそのまま真似するのではなく、必ず自分のプリンター型番に対応した手順を確認してください。

ヘッドクリーニングとヘッド位置調整は違う
初心者の方が特に間違えやすいポイントです。
ヘッドクリーニングとヘッド位置調整は、同じ機能ではありません。
ヘッドクリーニング
主に、
- ノズルチェックに欠けがある
- 印刷がかすれる
- 特定の色が出ない
といったときに確認する機能です。
ヘッド位置調整
主に、
- 文字が二重になる
- 罫線がずれる
- 輪郭がぶれる
といったときに確認する機能です。
つまり、
「文字が二重だから、とりあえず何度もヘッドクリーニング」
という進め方ではなく、まず症状を確認して適切なメンテナンスを選ぶことが大切です。

調整しても改善しない場合
プリントヘッド位置調整を行っても改善しない場合は、次の項目を確認します。
① ノズルチェックを再確認
パターンに欠けがないか確認します。
② インク残量を確認
調整用パターンが正常に印刷できる状態か確認します。
③ 用紙を確認
反り・折れ・湿気などがない適切な用紙を使用します。
④ 印刷設定を確認
用紙種類・印刷品質などを確認します。
⑤ 機種ごとのメーカー推奨手順を確認
自動調整で改善しない場合、機種によっては手動調整など別の手順が用意されていることがあります。キヤノンの一部機種でも、自動調整後に改善しない場合の手動調整が案内されています。
それでも改善しない場合は、無理にプリンターを分解せず、メーカーのサポートや修理窓口への相談を検討してください。
文字が二重・ぼやけるときの確認手順
最後に、確認する順番をまとめます。
① 印刷結果を確認
↓
② インク残量を確認
↓
③ ノズルチェック
↓
欠けあり?
YES
↓
ヘッドクリーニング
↓
再度ノズルチェック
NO
↓
プリントヘッド位置調整
↓
テスト印刷
↓
改善した?
YES
↓
完了
NO
↓
用紙・給紙状態を確認
↓
印刷設定を確認
↓
メーカー推奨手順を確認

まとめ
プリンターで文字が二重になる、ぼやける、罫線がずれる場合は、すぐに故障と判断する必要はありません。
まずは、
インク残量
↓
ノズルチェック
↓
プリントヘッド位置調整
の順番を意識して確認してみましょう。
特に大切なのは、「かすれ」と「位置ずれ」を同じ症状として扱わないことです。
ノズルチェックに欠けがある場合は、ノズル側の問題を確認します。
一方、ノズルチェックが正常なのに文字が二重になる・罫線がずれる場合は、プリントヘッド位置調整を確認します。
また、印刷全体が上下にずれたり、用紙が斜めに送られたりする場合は、給紙側に原因がある可能性もあります。
症状を一つずつ切り分けて確認することで、必要のないヘッドクリーニングを何度も繰り返すことも避けやすくなります。
※具体的なメニュー名称、使用する用紙、調整方法などはメーカー・機種によって異なります。実際の操作時は、お使いのプリンター型番に対応した取扱説明書・メーカー公式サポートを確認してください。
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