プリンターの色がおかしい原因|赤・青・黄色が出ないときの確認方法

プリンターの色がおかしい原因|赤・青・黄色が出ないときの確認方法

プリンターの色がおかしい原因|赤・青・黄色が出ないときの確認方法

「写真を印刷したら全体的に赤っぽい」

「青色がほとんど出ない」

「黄色だけ印刷されない」

「画面で見た色と印刷した色が大きく違う」

このような症状が出ると、プリンターが故障したのではないかと心配になります。

しかし、プリンターの色がおかしくなる原因は故障だけではありません。

インク残量、インクカートリッジの装着状態、プリントヘッドのノズル詰まり、印刷設定などによっても色がおかしくなることがあります。

特に「特定の色だけ出ない」という場合は、まずノズルチェックを行うことで原因を切り分けやすくなります。

この記事では、プリンターの色がおかしいときに確認したいポイントを順番に解説します。


プリンターの色がおかしくなる主な症状

一口に「色がおかしい」といっても、症状はいくつかあります。

例えば、

  • 赤っぽく印刷される
  • 青っぽく印刷される
  • 黄色が出ない
  • 赤系の色が出ない
  • 青系の色が出ない
  • 特定の色だけ薄い
  • 写真全体の色味がおかしい
  • 本来とは違う色で印刷される
  • 色に白いすじが入る
  • 一部の色だけかすれる

などです。

キヤノンも公式サポートで「違う色になる」「色味がおかしい」などの症状について、インクが正常に出ていない可能性を挙げています。

まずは「何色がおかしいのか」「特定の色だけなのか」「すべての色がおかしいのか」を確認してみましょう。



まず確認したいのは「どの色が出ていないか」

インクジェットプリンターでは、複数のインクを組み合わせてさまざまな色を表現しています。

代表的なのが、

BK:ブラック
C:シアン
M:マゼンタ
Y:イエロー

です。

機種によっては、さらにフォトブラック、グレー、ライトシアン、ライトマゼンタなどが搭載されています。

そのため、特定のインクが正常に出なくなると、印刷物全体の色合いまで大きく変わることがあります。

例えば、マゼンタ系のインクが正常に出ていない場合、赤系・紫系などの色が本来とは違って見える可能性があります。

「赤が出ない=赤色のインクだけを確認すればよい」と単純に判断せず、ノズルチェックで各色の状態を確認することが大切です。



① インク残量を確認する

最初に確認したいのがインク残量です。

プリンター本体の画面やパソコン・スマートフォンのプリンター管理画面などから、インク残量を確認します。

特定の色のインクが少なくなっている場合は、その色が正常に印刷できていない可能性があります。

ただし、インク残量表示だけで原因を断定するのではなく、次に説明する装着状態やノズルチェックもあわせて確認してください。


② インクカートリッジの装着状態を確認する

インクを交換した直後から色がおかしくなった場合は、カートリッジの装着状態も確認しましょう。

確認したいポイントは、

  • 対応するインク型番か
  • 正しい位置に装着されているか
  • カートリッジがしっかりセットされているか
  • 必要な保護材やテープが残っていないか

などです。

実際にエプソンも、一部機種について「インクが出ない」ケースではカートリッジの黄色いテープが残っていた事例があるとして、確認を案内しています。

ただし、インクカートリッジの構造や取り付け方法は機種によって異なります。

無理に部品を外したり、指定されていない部分を触ったりせず、使用しているプリンターの取扱説明書に従って確認してください。



③ ノズルチェックを行う

インクを確認しても原因が分からない場合、重要なのがノズルチェックです。

ノズルチェックとは、プリントヘッドから各色のインクが正常に出ているかを確認するための機能です。

エプソンでは、ノズルチェックパターンの一部が印刷されていない場合にノズルの目詰まりを確認し、プリントヘッドのクリーニングを行う手順を案内しています。

ブラザーも、印刷の色や文字が薄い・筋が入る・表示されない文字がある場合、ノズル詰まりの可能性があるとしてチェックシートによる確認を案内しています。

ノズルチェックを印刷したら、

「特定の色だけ線が欠けていないか」

を確認しましょう。



④ ノズルに欠けがあればヘッドクリーニングを確認する

ノズルチェックで線の欠けやかすれが確認された場合は、使用しているプリンターの説明書に従ってヘッドクリーニングを行います。

一般的には、

ノズルチェック

欠け・かすれを確認

ヘッドクリーニング

もう一度ノズルチェック

という流れで確認します。

キヤノンも、ノズルチェックが正常に印刷されない場合にはクリーニングや強力クリーニングを案内しています。

ただし、クリーニング方法や実行回数、次のメンテナンスへ進む条件は機種によって異なります。

また、ヘッドクリーニングではインクを使用します。ブラザーもクリーニングによってインクを消費すると案内しています。

そのため、改善したか確認せずにクリーニングだけを何度も繰り返すのは避け、メーカーが指定する手順に従いましょう。



⑤ ノズルチェックが正常なのに色がおかしい場合

ここは非常に重要です。

ノズルチェックが正常=必ず印刷結果の色も正常になる、とは限りません。

ノズルチェックで各色が正常に出ているにもかかわらず、通常の写真や文書だけ色がおかしい場合は、ノズル詰まり以外の原因も考えます。

例えば、

  • 用紙種類の設定
  • 印刷品質の設定
  • カラー・モノクロ設定
  • アプリ側の印刷設定
  • プリンタードライバーの設定
  • 使用している用紙
  • 元画像やモニターとの色の見え方の違い

などです。

キヤノンの公式FAQでも、ノズルチェックパターンが正常な場合の「色がおかしい」症状について別の確認項目を案内しています。

この場合はクリーニングを繰り返すのではなく、印刷設定や用紙など別の原因を確認する方向へ切り替えるのがポイントです。


「赤が出ない」「青が出ない」ときはどう考える?

「赤色が出ないから赤インクが悪い」と考えがちですが、家庭用インクジェットプリンターでは複数色のインクを組み合わせて色を表現しています。

そのため、見た目だけで原因となるインクを断定するのはおすすめできません。

例えば、

赤がおかしい

「マゼンタが原因だろう」

と決めつけるのではなく、

赤がおかしい

ノズルチェック

BK・C・M・Yなど各色を確認

実際に欠けている色を特定

という確認方法が確実です。



インク交換直後に色がおかしくなった場合

インク交換直後から症状が発生した場合は、

① インク型番

② カートリッジの装着

③ 必要な保護材・テープ

④ ノズルチェック

の順番で確認すると原因を切り分けやすくなります。

特に「交換する前までは正常だった」という場合は、交換したインク周辺から確認すると効率的です。


長期間プリンターを使っていなかった場合

しばらく使用していなかったプリンターで色がおかしくなった場合は、ノズルからインクが正常に吐出されているか確認します。

エプソンも、インクジェットプリンターは微細な噴射口からインクを出して印刷しており、正常に噴射できないとスジや発色異常が発生する場合があるとして、ノズルチェックとヘッドクリーニングによる確認を案内しています。

まずノズルチェックを行い、欠けている色がないか確認しましょう。


改善しない場合はどうする?

インク状態、カートリッジの装着、ノズルチェック、メーカー指定のクリーニングなどを確認しても改善しない場合は、無理に作業を続けないことも大切です。

機種によっては通常クリーニング以外のメンテナンス機能が用意されていますが、名称や実行条件は異なります。

使用しているプリンターの取扱説明書・メーカー公式サポートで次の手順を確認してください。

メーカー指定の手順を行っても改善しない場合は、メーカーサポートへの相談や修理、使用年数によっては買い替えも選択肢になります。


 


よくある質問

Q. 赤色だけ出ないのですが、故障ですか?

故障とは限りません。

インク残量、カートリッジの装着状態、ノズル詰まりなどが原因となっている可能性があります。

まずノズルチェックを印刷し、どの色に欠けがあるのか確認してみましょう。

Q. 青色だけ出ない場合はどうすればいいですか?

見た目だけで原因となるインクを決めつけず、ノズルチェックで各色の状態を確認してください。

特定の色のパターンが欠けている場合は、使用しているプリンターの説明書に従ってメンテナンスを行います。

Q. 黄色がまったく印刷されません。

まずイエローのインク残量や装着状態を確認し、その後ノズルチェックを行います。

イエロー部分だけパターンが欠けている場合は、ノズルから正常にインクが出ていない可能性があります。

Q. ヘッドクリーニングは何回行えばいいですか?

一律に「○回」と決めることはできません。

メーカーや機種によって推奨される手順が異なるため、ノズルチェックで改善状況を確認しながら、その機種の取扱説明書や公式サポートに従ってください。

Q. ノズルチェックは正常なのに写真の色がおかしいです。

ノズルチェックが正常であれば、印刷設定、用紙設定、使用アプリ、元画像など別の原因も確認します。

クリーニングだけを繰り返すのではなく、印刷条件を確認しましょう。


まとめ|色がおかしいときは「どの色が出ていないか」を確認

プリンターの色がおかしい場合は、いきなり故障と判断するのではなく、順番に原因を切り分けていくことが大切です。

おすすめの確認順序は、

① インク残量を確認

② インクカートリッジの装着状態を確認

③ ノズルチェックを印刷

④ どの色に欠け・かすれがあるか確認

⑤ 必要であればメーカー指定のヘッドクリーニング

⑥ 再度ノズルチェック

です。

特に「赤が出ない」「青がおかしい」「黄色だけ出ない」という症状では、印刷結果の見た目だけで原因を判断せず、ノズルチェックで各色の状態を確認することが重要です。

メーカーや機種によって操作方法やメンテナンス手順は異なるため、最終的には使用しているプリンターの取扱説明書・メーカー公式サポートも確認してください。

 

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