プリンターで文字が薄い・かすれる原因|黒が薄いときの対処法

プリンターで文字が薄い・かすれる原因|黒が薄いときの対処法

「黒文字を印刷したのにグレーっぽく薄い」

「文字の一部がかすれて読みにくい」

「黒だけ正常に印刷されない」

「文字の途中に白い線が入る」

このような症状はありませんか?

プリンターで文字が薄くなったり、かすれたりする場合、すぐにプリンター本体の故障とは限りません。

インクジェットプリンターでは主に、

・ブラックインクが正常に出ていない
・プリントヘッドのノズルが詰まっている
・インク残量が少ない
・印刷品質の設定が合っていない
・用紙種類の設定が違っている
・長期間プリンターを使っていなかった
・プリントヘッドの状態に問題がある

などが考えられます。

エプソン公式でも、「薄い・かすれる」「黒色が出ない」などを印刷品質トラブルとして案内しており、ノズル状態などを確認するよう案内しています。

この記事では、文字が薄い・黒がかすれるときの原因と対処方法を、確認しやすい順番で解説します。

まず確認|「薄い」と「かすれる」は少し症状が違う

最初に印刷結果を確認してみましょう。

① 文字全体が薄い

文字の形は正常ですが、

「黒ではなく灰色っぽい」

「全体的に濃度が足りない」

状態です。

この場合は、

・インク残量
・印刷品質設定
・用紙設定

などを確認します。

② 文字の一部分がかすれる

文字の一部が、

・欠けている
・白く抜けている
・線が途中で切れている

場合は、ノズル詰まりの可能性があります。

③ 黒だけ薄い・出ない

カラーは正常なのに黒文字だけ薄い場合は、ブラックインク側のノズルやインク供給を重点的に確認します。

キヤノン公式でも、黒文字が印刷されない・かすれる場合、まずインクを確認し、ノズルチェックでブラックインクが正常に出ているか確認する手順を案内しています。

原因1|ブラックインクの残量が少ない

まず確認したいのがインク残量です。

プリンター本体の液晶画面や、パソコン・スマートフォンのプリンターアプリなどで、

「ブラック」

「BK」

の残量を確認してください。

インク残量が少ない場合

インク残量が限界に近づいている場合は、新しいインクカートリッジへの交換を検討します。

ただし、インク残量が十分あるのに文字が薄い場合は、次のノズルチェックへ進みます。

原因2|ブラックノズルが詰まっている

インクジェットプリンターで文字がかすれる原因として特に多いのが、

「ノズル詰まり」

です。

プリントヘッドには非常に細かいノズルがあり、そこからインクを噴射して文字や写真を印刷します。

ノズルの一部が正常にインクを出せなくなると、

・文字が薄い
・文字の一部が欠ける
・白い線が入る
・黒だけ出ない

といった症状が発生することがあります。

キヤノン公式では、印刷がかすれる場合に最初にノズルチェックパターンを印刷し、正常でなければプリントヘッドクリーニングへ進む手順を案内しています。

ノズルチェックを印刷する

プリンター本体の、

「メンテナンス」

「お手入れ」

などから、

「ノズルチェック」

「ノズルチェックパターン」

を印刷します。

正常なノズル

線やパターンがすべて途切れずに印刷されます。

ノズル詰まり

・線が途中で欠ける
・一部が白く抜ける
・ブラック部分だけ欠ける

などの状態になります。

エプソン公式でも、印刷結果がおかしい場合はノズルチェックを行い、詰まりを確認してからヘッドクリーニングを行う手順を案内しています。

原因3|ヘッドクリーニングが必要

ノズルチェックで欠けが確認された場合は、

「ヘッドクリーニング」

を行います。

基本的な確認手順

ノズルチェック

↓

欠けを確認

↓

ヘッドクリーニング

↓

もう一度ノズルチェック

という順番です。

キヤノン公式でも、ノズルチェックが正常でない場合はプリントヘッドをクリーニングし、再度ノズルチェックで効果を確認するよう案内しています。

何度も連続で実行しない

ヘッドクリーニングではインクを使用します。

「薄いから」と何度も連続して実行するのではなく、お使いのプリンターの取扱説明書に記載された手順に従ってください。

原因4|長期間プリンターを使っていなかった

数週間~数か月プリンターを使用していなかった場合、ノズル付近のインクが乾燥して目詰まりすることがあります。

その場合、

・最初の数枚だけ薄い
・黒だけかすれる
・特定部分が欠ける

などの症状が出る場合があります。

対処方法

まずノズルチェックを行います。

目詰まりが確認された場合だけ、メーカー指定のヘッドクリーニングを行ってください。

原因5|印刷品質が低い設定になっている

印刷設定によっては、インク使用量を抑えるために文字が薄く見えることがあります。

プリンターによって名称は異なりますが、

・ドラフト
・速い
・節約
・エコノミー

などのモードがある場合は確認してください。

まず「標準」でテストする

通常の文書印刷では、一度、

「標準」

などの一般的な印刷品質へ戻して確認してみましょう。

なお、プリンターによって設定内容は異なります。レーザープリンターの一例では、キヤノン公式も「ドラフトモード」が有効だと印字が薄くなる場合があると案内しています。

原因6|用紙種類の設定が合っていない

実際にセットしている用紙と、プリンターの用紙設定が違うと、印刷品質へ影響する場合があります。

例えば

実際:

普通紙

設定:

写真用紙

などになっている場合です。

対処方法

実際に使用している用紙が普通紙なら、

「用紙種類:普通紙」

に合わせてください。

レーザープリンターでも、キヤノン公式は「印刷がかすれる」場合の原因として、用紙種類の設定が正しくないケースを案内しています。

原因7|黒だけ出ない・極端に薄い

カラーはきれいに印刷されるのに、

「黒だけほとんど出ない」

「黒文字に白い線が大量に入る」

場合は、ブラック側のインク吐出に問題がある可能性があります。

キヤノン公式では、黒文字が印刷されない・かすれる場合、

  1. インクを確認
  2. ノズルチェック
  3. インクが出ていなければクリーニング

という順番で確認するよう案内しています。

カラーは正常だから故障ではない?

そうとは限りません。

プリンターではブラックとカラーで別のノズルを使用している機種があります。

そのため、

「カラーは正常なのに黒だけ出ない」

という症状が発生する場合があります。

原因8|黒文字が部分的に白く抜ける

例えば、

「ABCDEFG」

と印刷すると、

「ABC EFG」

のように一部分だけ文字が欠ける場合があります。

これは印刷データよりも、

・ノズル詰まり
・ブラックインクの吐出不良

を疑いやすい症状です。

確認方法

同じ文書を何度も印刷するより、まずノズルチェックを実行してください。

原因9|印刷データやアプリ側の問題

プリンター本体ではなく、特定の文書やアプリだけ文字が薄くなる場合があります。

切り分け方法

簡単な黒文字だけの文書を作り、

「あいうえお」

「ABCDEFG」

「123456789」

などを印刷してください。

このテストが正常なら

プリンター本体よりも、

・元の文書
・文字色
・アプリの印刷設定

などを確認します。

原因10|文字色が完全な黒ではない

パソコン上では黒く見えていても、文字色が、

・濃いグレー
・薄いグレー
・カラーを混ぜた黒

になっている場合があります。

確認方法

文書ソフト側で文字色を、

「黒」

に設定してテストしてください。

文字が薄いときのおすすめ確認手順

原因が分からない場合は、次の順番で確認すると分かりやすくなります。

STEP1|ブラックインク残量を確認

BKの残量や警告表示を確認します。

STEP2|ノズルチェック

ブラック部分に欠けがないか確認します。

STEP3|必要ならヘッドクリーニング

ノズルチェックに欠けがある場合だけ実行します。

STEP4|印刷品質を「標準」にする

ドラフト・節約系の設定を一度解除します。

STEP5|用紙種類を確認

実際の用紙と設定を合わせます。

STEP6|新しい普通紙で印刷

用紙側の問題を切り分けます。

STEP7|黒文字だけでテスト印刷

簡単な文字文書を印刷します。

STEP8|改善しなければメーカー手順を確認

プリンター型番ごとのメンテナンス方法を確認します。

「インクはあるのに薄い」場合は?

インク残量が十分でも、正常にノズルからインクが出ているとは限りません。

そのため、

「インク残量があるからノズルチェックは不要」

とは考えず、

黒文字が薄い場合はノズルチェックを行ってください。

新品インクに交換したのに文字が薄い場合

新品のインクへ交換しても改善しない場合は、

・インクが正しく装着されているか
・保護部材が残っていないか
・ノズルチェックが正常か

などを確認します。

カートリッジの取り扱い方法はメーカーやインク型番によって異なるため、お使いのプリンターの取扱説明書に従ってください。

ヘッドクリーニングしても改善しない場合

通常のヘッドクリーニングを行っても改善しない場合、機種によっては、

・強力クリーニング
・パワークリーニング

などが用意されています。

ただし、通常のクリーニングより多くのインクを消費する場合があります。

キヤノン公式の一部機種では、通常クリーニングでも改善しない場合に次の段階のメンテナンスへ進む手順が案内されています。

使用している型番のメーカー公式手順に従ってください。

何度クリーニングしても黒が出ない場合

メーカー指定のクリーニングを行ってもノズルチェックがほとんど変わらない場合は、

・プリントヘッド
・インク供給部分
・プリンター本体

などに問題がある可能性があります。

無理に分解したり、プリントヘッドを自己判断で水洗いしたりせず、メーカーサポートや修理を検討してください。

やってはいけない対処方法

ヘッドクリーニングを連続で何度も行う

大量にインクを消費する可能性があります。

プリントヘッドをティッシュなどで強くこする

精密なノズル部分を傷める可能性があります。

インクカートリッジをむやみに抜き差しする

必要以上の脱着は避け、取扱説明書に従ってください。

ノズル部分を自己判断で洗う

機種によっては故障の原因になります。

レーザープリンターで文字が薄い場合

ここまでの内容は主にインクジェットプリンターについて解説しました。

レーザープリンターの場合は原因が異なり、

・トナー残量
・トナー濃度
・ドラフトモード
・用紙種類

などを確認します。

キヤノン公式のレーザープリンターFAQでも、全体的に印字が薄い場合はトナー濃度やドラフトモード、かすれる場合は用紙種類などを確認するよう案内しています。

キャノン・エプソン・ブラザーでも基本的な確認方法は共通

機種によってメニュー名称やクリーニング方法は違いますが、インクジェットプリンターで文字が薄い・かすれる場合は、

・インク残量
・ノズルチェック
・ヘッドクリーニング
・印刷品質
・用紙設定

を順番に確認するのが基本です。

エプソン公式でも、印刷結果がかすれる場合にはノズルチェックとヘッドクリーニングが案内されています。

まとめ|黒文字が薄いときは、まずノズルチェック

プリンターで文字が薄い・かすれる場合でも、すぐに故障とは限りません。

主な原因として、

・ブラックインクが少ない
・ブラックノズルが詰まっている
・長期間使用していない
・印刷品質が低い設定
・用紙設定が違う
・インクが正常に吐出されていない

などがあります。

まずは、

ブラックインク残量を確認

↓

ノズルチェック

↓

欠けがあればヘッドクリーニング

↓

印刷品質を「標準」

↓

用紙設定を確認

↓

新しい普通紙で黒文字をテスト印刷

という順番で確認してみましょう。

特に、

「カラーは正常なのに黒だけ薄い」

「黒文字に白い線が入る」

「文字の一部が欠ける」

場合は、ブラックノズルの状態を確認することが大切です。

それでも改善しない場合は、使用しているプリンター型番のメーカー公式サポートでメンテナンス方法を確認し、必要に応じて修理を検討してください。

 

 

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